『風』前橋ポエトリーフェスティバル2024
光だけ踏んだら勝ちと風渡る 子どもらいない朝のこもれび
前橋ポエトリーフェス2024に出した短歌です。今回は写真を提出しなかったので、どんな写真と一緒になるか楽しみでした。新井隆人さんが素敵な写真を撮ってくださいました。風が遊んでる感じが出ている…!
11.19のコスモスと木洩れ陽
2023.11.19
同日 影が綺麗
晩秋の木洩れ陽
気づき
昔は、相手のほんとうの気持ちを知りたい思いがどちらかというと強かったけど、最近はパートナーや友達が気を遣ってくれること、それでいいよと言ってくれることを、《相手の、私を大切にしたい気持ち》として素直に受けることができるようになってきた。大人になってきた。
その気遣いがほんとうの気持ちじゃないとしても、『大切にしたいから気を遣った結果の言動』は、紛れもなく心から出た思いやりだということに気づいた。もしそれがちょっと無理した行動かもしれないと感じたら、断るより、別の、わたしが楽な手段でわたしも相手に何かをシェアすることをしてみたほうがスムーズだと思う。
生活をつくる
文章を書く、歌を歌う、踊る…と同じように、いい距離感で穏やかな関係を長く続けたい人と日々さりげないコミュニケーションを取ることも、創造的な行為なんだと思う。
昔から書く事は好きだけど、それが書く事自体以外の承認欲求と結びつく現象を見ていると、創造をもっと広い視野で捉えたくなる。たとえば作品を受け取って感じたり言葉にすることだって(それが研究だろうと、身近な人と感想を話し合うことだろうと)、日々のなかにあるささやかな創造なんだと思う。
自分にとって心地よい生き方を、一生かけて実験しながら探っていくことも、ぜんぶ創造だと思う。
詩を生活の時間の外のひとつの客観的な価値の如くに考えてはならぬ。人生は日々のものである。そして人生が日々のものである限り、詩もまた、日々のものである。日々使い捨てられることによってのみ、詩は自らを完成しえる。/谷川俊太郎「世界へ!」
信頼を積み上げる
信頼を回復するというのは(私の場合)、相手に何かすることじゃなくて、相手の言葉やしていることを見守り、自分の人生を生きながら相手を信じることだったな…
お互いが相手を信じる強さを持ち続けるには、相手に行動で示し続けるしかないのだと思う。それは相手に積極的になにか働きかける行動だけではなくて。
心地いい関係性
お互いのことを深く知っているけれどお互いが適切な距離でいられる友人、なんて愛以外の何物でもない -2021.9.14
共感したソール・ライター展、共感しなかった庵野秀明
ソール・ライター展の視点の置き方、さりげなさ、温かみ、本当によかったので、図録を買った。
— 風音 (@kazane_nagi_) 2021年3月21日
写真て私にはすごく圧を感じる表現媒体だったので、こんなに共感できるものに出会えてよかった。
今までずっとスマホで写真を撮ってたけど、写ルンです買って撮ってみようかな。
最近気づいたけど、マイナスの衝動から作品を作り続けられる人って、体力がちゃんとあるんだと思う。体力がないと、自分で自分を癒すものを作る(わたしは)
— 風音 (@kazane_nagi_) 2021年3月22日
このツイートは、3/22に放送していた庵野秀明のプロフェッショナル仕事の流儀が、あまりにも見るのがつらいもので、衝撃を受けたので、混乱して書いたもの。
ソール・ライターの言葉で本当に感動したのが、苦しむことが幸福を求めることより上の価値観のようになってるのはおかしい、というニュアンスの言葉だった。そう思うと、ど真ん中Jポップの音楽や残っていく音楽っていうのはすごく覚悟して楽しんで幸福を求めているわけで、いやぁもう…すごい…
— 風音 (@kazane_nagi_) 2021年3月22日
瞬間的な実感が沁みこんだ歌
『一編の詩に出会った話』の西加奈子さんの章よかった。山崎方代の短歌について話してる。今は断定するとTwitterとかで批判を浴びるけど、ほんとうに心からしみじみと思ったことなら響くんやなあって話だった。正しさや詩の法則ではない次元で、いまこの瞬間実感した愛なら詩になるんだという話。
— 風音 (@kazane_nagi_) February 19, 2021
生活のなかで
昔書いた詩を読み返し、悪くないなと思えた。嬉しかった。他人の作品をぼんやり読む感覚でこの人割にいいなと思えたのが更にいい。この人はずっと、「本来言葉で共有できないはずの感覚などを、そっと自分のうちに秘めた後にエネルギーとともに外に出す」というモチーフを作品にしてるな、と発見した。
— 風音 (@kazane_nagi_) 2021年2月18日
こんなことしょっちゅう考えてたら消耗するに決まってる…ので、ここ数年ずっと生活をしている。わたしの心が動くことって悉く年齢に関係ないので、焦らず生活を整えることが大事。
— 風音 (@kazane_nagi_) 2021年2月18日
インスタ的な「丁寧でお洒落な生活」を忌み嫌っているんだけど(心のなかの充足があまりに無視されてる感じが)、しかしそれにしても安定して安全で清潔な生活は素晴らしい。それをしていてもわたしの心は「たった一瞬の景色」に惹かれることはもうわかってるのだし。
— 風音 (@kazane_nagi_) 2021年2月18日